自宅でワードやエクセルを使おうと思うんだけど、マイクロソフトのオフィスって種類が多くて、何を選べばいいのか、よくわからないんだよね
テレワークや在宅勤務の普及、おうち時間の割合増加により、自宅でオフィスソフトを使う人が増えています。
この記事ではこんな疑問にお答えします。
- マイクロソフトオフィスとは何か
- マイクロソフトオフィスはざっくり分けると3種類
- 自分の使い方に合った選び方
とりあえず、結論を先に知りたい人のためにまとめました。
- 新しくパソコンを買う人はプレインストール版オフィス付きパソコンを購入
- すでに自宅にあるパソコンにオフィスを入れる人は永続版パッケージを購入
- WordとExcelだけ必要な人はOffice Personal 2021を購入
- WordとExcelとPowerPointが必要な人はOffice Home & Business 2021を購入
- 上記にプラスしてAccessか、Publisher、どちらかが必要な人は単体のソフトを追加購入
パソコンにあまり詳しくない人でもわかりやすく、自分の経験をもとにざっくりと解説します。
※以下、マイクロソフトオフィスをMS Officeとします。
マイクロソフトオフィスとは何か
MS Officeとは、マイクロソフトが提供する、 文書作成や表計算、プレゼンテーション等のアプリケーションを中心にまとめたパッケージ製品のことを指します。
- Word(ワード)~ワードプロセッサで資料や文書作成
- Excel(エクセル)~表計算ソフトで、データの整理や分析、グラフ作成が可能
- PowerPoint(パワーポイント)~プレゼンテーションソフトで、スライドショーの作成や編集が可能
- Outlook(アウトルック)~メール、個人情報管理、スケジュール管理
- OneNote(ワンノート)~デジタルノートアプリ、メモやアイデアの整理
- Access(アクセス)~プレゼンテーションソフトで、スライドショーの作成や編集
- Publisher(パブリッシャー)~印刷物のデザイン作成 (Windows版のみ)
この中でもWord、Excel、PowerPointの3つが最も利用されているアプリケーションです。
MS Officeは購入する方法がいくつかあり、使えるアプリケーションの種類や期間に違いがあります。
マイクロソフトオフィスはざっくり分けると3種類
MS Officeには、以下の3種類があります。
- Microsoft365 サブスクリプション版
- Office 2021 プレインストール版
- Office 2021 永続版
MS Officeは主に上記3種類です、それぞれ解説します。
Microsoft365 ~ MS Office サブスクリプション版
MS Officeのサブスクリプション版は年ごとや月ごとに使いたい期間だけ代金を支払う方法です。
サブスクリプション版で使えるMS Officeは「Microsoft365」と呼ばれています。
以前は「Office365」と呼ばれていましたが2020年4月22日に「Microsoft365」に変更されました。
- 常に最新のオフィスが使用可能
- Word、Excel、Outlook、PowerPoint、Onenote、Publisher、Access全て利用可能
- Microsoft 365 Personal 14,900円/年 1,490円/月(1ユーザー)
- 1TBのオンライン ファイル ストレージ(One Drive)を使用可能
- 1ユーザー、インストール数は無制限
- Windows、MacOS、Android、iOS、パソコン、タブレット、スマートフォン、同一ユーザーが5台のデバイスまで同時サインイン可能
- 1カ月間、お試しで無料利用可能
PublisherやAccessを使う人にオススメですが、使わない人にはちょっと割高になります。
1カ月間、無料のお試しを使ってみるのもいいかも知れません。公式ページはこちら。
マイクロソフトオフィス プレインストール版
MS Officeのプレインストール版とは、パソコンを買ったときからオフィスが搭載されている買い切り版です。
使えるソフトの数がそれぞれ違う3種類のラインナップと、その他、学生、教職員、教育機関向けの一般より割安なプロフェッショナルアカデミックもあります。
- Office Personal 2021 ~Word、Excel、Outlook
- Office Home & Business 2021 ~Word、Excel、PowerPoint、Outlook
- Office Professional 2021 ~Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、Access
- 購入したパソコンにのみ永続使用が可能、パソコンを手放すまで使えます
- 最新版のアップデートはできません。
- 他のパソコンへのライセンス移行はできません。
プレインストール版のPersonalとHome&BusinessがMS Officeの定番中の定番といえるでしょう
マイクロソフトオフィス 永続版
MS Officeの永続版は、パソコンをすでにお持ちの人向けで購入するとそのままずっと使い続けることができる買い切り版です。
古いMS Officeから新しく入れ替えたり、新たに導入する場合は永続版が必要となります。
プレインストール版と同じく3種類のラインナップと学生、教職員、教育機関向けのプロフェッショナルアカデミックもあります。
- Office Personal 2021 ~Word、Excel、Outlook
- Office Home & Business 2021 ~Word、Excel、PowerPoint、Outlook
- Office Professional 2021 ~Word、Excel、PowerPoint、Outlook、Publisher、Access
- Office Home & Student 2021 for Mac~Mac版
- Office Home & Student 2021 for Mac~教職員用、Mac版
- 1ライセンスでパソコン2台まで永続使用が可能。
- 最新版のアップデートはできません。
- プレインストールより値段は高いです。
自分の使い方に合った選び方
それでは、自分に合ったMS Officeは何かを見ていきましょう。
購入方法の選択
まずはサブスクリプション版か買い切り版かを決めます。
サブスクリプション版とはMicrosoft365、買い切り版とはプレインストール版と永続版です。
サブスクリプション版、買い切り版を選ぶポイント
- サブスクリプション版を選ぶ理由
- 常に最新版を使えるため、ソフトの買い替えを考える必要がない
- すべてのOfficeアプリケーションが使用可能
- サポート期間の終了を考える必要がない
- OSやデバイスに制限なくインストールできる
- 1TBのOneDriveが使える(クラウドストレージ)
- 初期コストが安くて済む
- 買い切り版を選ぶ理由
- 使うアプリケーションがWord、Excelの2つ、またはPowerPointを含めた3つ
- 長く使うのでコストを抑えたい
サブスクリプション版のMicrosoft365の内容は充実していますが、これからずっと毎月1,490円、あるいは毎年14,900円を払い続ける必要があります。
プレインストール版か永続版の選択
次に買い切り版を選んだ場合、プリインストール版か永続版のどちらかを選びます。
プレインストール版、永続版を選ぶポイント
- MS Officeを使うパソコンの確認
- パソコンを新規導入する → プレインストール版MS Office搭載パソコンを選ぶ
- すでにパソコンはある → 永続版MS Officeパッケージを選ぶ
使うアプリケーションを決めてグレードを選択
いよいよ、これで最後です。
あなたが使いたいアプリケーションを決めて、導入するグレードを選択しましょう。
導入するグレードを選ぶポイント
- 使いたいアプリケーションを決める
- Word、Excel → MS Office 2021 Personal
- Word、Excel、PowerPoint → MS Office Home & Business 2021
- Word、Excel、PowerPoint、Access、Publisher → MS Office Professional 2021
まとめ
それぞれのMS Officeによって使えるアプリケーションの違いや期間が違うということをお分かりいただけたかと思います。
正直、サブスクリプションじゃなきゃ駄目という大きな理由が見つからないと思います。
これから新しくパソコンを買う人の選択はプレインストール版のMS Office Personal、パワーポイントが必要ならHome&Businessが妥当なところな感じがします。
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